藤井絞さんで見せた頂いた絞りの技法。
最後は竜巻絞りです。
写真は私の羽織り。
京都でも着ていました。
実はこれが立巻絞りだということを、今回の京都研修で初めて知りました・・・。
前日みやざさんと訪れた作家さん。
会うなり「これ、うちが作った絞りですやん」
と言われ、ええええ!!!とびっくり。
絞りというのは反物のラベルで知っていましたが、
それが「竜巻絞り」と言われるもので、目の前にいる作家さんが作ったものだったとは!!
と、偶然のことに驚いたり喜んだり。
で、翌日研修でお伺いした藤井絞さんでも藤井社長が同じく立巻絞りの羽織りをお召しで
やっぱり初対面でしたがお会いするなり「竜巻絞りの羽織り着てはりますな~」と声をかけていただきました。
なんだかすごいパワーを持ってるわ。。この羽織。。。
とまたまた驚いていたら。。。
最後にこの立巻絞りの技法を見せていただく機会が!
ということで、絞った後の写真です。
とぐろを巻く蛇ではありません!!
まず生地を折りたたみ
芯に巻きつけて糸でくくります。
反物は約12メートルと長いので、自然にぐるぐる巻きに。
染めた後は、糸をほどきます。
12メートルの端と端は職人さんの体と一緒に固定されてます。
ほどく作業を実践させていただきましたが、うまくほどけず大変でした。
ほどくとこんな感じ。
茶色い部分が折りたたんだり、糸でくくって防染されていた部分です。
その部分には染料が染み渡らないので、地の色が残ります。
雪花絞り同様、自分の持っている着物の技法ということもあり、より興味深く、そしてより熱く?お勉強することができました。
こういう時ってすごい勢いで知識を吸収できるから不思議です。
藤井絞りさんでお昼にバラ寿司をごちそうになり
この日は、友禅染の工房と、西陣の帯の工房へと移動し研修は続いたのでした。